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この記事では、「直角三角形」の定義や合同条件、重要な辺の長さの比について解説していきます。 また証明問題もわかりやすく説明していくので、ぜひマスターしてくださいね!
目次 直角三角形の定義直角三角形の定理(三平方の定理)例題「直角三角形の斜辺の長さを求める」直角三角形の面積の公式例題「直角三角形の面積を求める」【暗記】直角三角形の角度と辺の比暗記① 辺の比「3 : 4 : 5」暗記② 辺の比「5 : 12 : 13」暗記③ 辺の比「1 : 1 : √2」、角度「45°, 45°, 90°」暗記④ 辺の比「1 : √3 : 2」、角度「30°, 60°, 90°」直角三角形の合同条件① 斜辺と 1 つの鋭角がそれぞれ等しい② 斜辺と他の 1 辺がそれぞれ等しい直角三角形の計算問題計算問題①「角度から斜辺の長さを求める」計算問題②「辺から斜辺の長さを求める」直角三角形の証明問題証明問題「合同な直角三角形を見つける」 直角三角形の定義直角三角形の定義は、「三角形の \(3\) つの内角のうち、\(1\) つの角が直角である三角形」です。 また、直角に向かい合う辺のことを「斜辺」といいます。 直角三角形の定理(三平方の定理) 直角三角形では、辺の長さに関して三平方の定理が成り立ちます。 三平方の定理直角三角形の直角を挟む \(2\) 辺の長さを \(a\), \(b\) とし、斜辺を \(c\) とすると、 \begin{align}\color{red}{a^2 + b^2 = c^2}\end{align} \(3\) 辺のうち \(2\) 辺の長さがわかれば、三平方の定理を使って残りの \(1\) 辺の長さを求められます。 合わせて読みたい![]() 例題「直角三角形の斜辺の長さを求める」 例題で三平方の定理の使い方を確認してみましょう。 例題図の \(\triangle \mathrm{ABC}\) の斜辺の長さを求めなさい。
\(\angle \mathrm{B} = 90^\circ\) なので、斜辺が \(\mathrm{AC}\) の直角三角形ですね。 解答
\(\triangle \mathrm{ABC}\) において、三平方の定理より \(\begin{align} \mathrm{AC^2} &= \mathrm{AB^2} + \mathrm{BC^2} \\ &= 2^2 + 6^2 \\ &= 4 + 36 \\ &= 40 \end{align}\)
\(\mathrm{AC} > 0\) であるから \(\begin{align} \mathrm{AC} &= \sqrt{40} \\ &= 2\sqrt{10} \end{align}\)
答え: \(\color{red}{2\sqrt{10}}\) 直角三角形の面積の公式 直角三角形の面積の求め方は、通常の三角形の面積の求め方と同じです。 直角三角形の面積の公式直角三角形の面積を \(S\)、底辺を \(a\)、高さを \(h\) とすると \begin{align}\color{red}{\displaystyle S = \frac{1}{2} ah}\end{align} 直角をはさむ \(2\) 辺の長さがそのまま底辺と高さになるのですね。 例題「直角三角形の面積を求める」 では、実際にこの公式を使って例題を解いてみましょう。 例題図において、\(\triangle \mathrm{ABC}\) の面積を求めなさい。 解答
底辺が \(\mathrm{BC}\)、高さが \(\mathrm{AB}\) の三角形であるから、求める面積は \(\begin{align} \triangle \mathrm{ABC} &= \frac{1}{2} \mathrm{BC} \cdot \mathrm{AB}\\ &= \frac{1}{2} \cdot 6 \cdot 2 \\ &= 6 \end{align}\)
答え: \(\color{red}{6}\) 【暗記】直角三角形の角度と辺の比 直角三角形には、代表的な比をもつものがあります。 次の \(4\) パターンの直角三角形の角度と辺の比は、必ず覚えておきましょう。 これらの形を暗記すると、よりスピーディに計算できるようになります。 もちろん、万が一忘れてしまっても、先ほど説明した三平方の定理ですぐに導き出せるので、あわてないでくださいね。
それぞれの直角三角形について、詳しく見ていきましょう。 暗記① 辺の比「3 : 4 : 5」「\(3 : 4 : 5\)」と連続しているので、覚えやすいですね。頻出の直角三角形です。 暗記② 辺の比「5 : 12 : 13」 この形も問題でよく出てくるので、 「 \(5\) と \(12\) という数字が出た → 残りは \(13\) !」 「 \(12\) と \(13\) という数字が出た → 残りは \(5\) !」 というように無意識でも数字が出てくるようにしてくださいね。 暗記③ 辺の比「1 : 1 : √2」、角度「45°, 45°, 90°」 この直角三角形は、斜辺以外の \(2\) 辺が同じ長さなので直角二等辺三角形です。 また、直角二等辺三角形の角度は「\(45^\circ\), \(45^\circ\), \(90^\circ\)」と決まっています。 直角二等辺三角形なら、どこか \(1\) 辺の長ささえわかれば、自動的に残りの辺の長さもわかるということを覚えておいてくださいね。 合わせて読みたい![]() 暗記④ 辺の比「1 : √3 : 2」、角度「30°, 60°, 90°」 最後のパターンは、最もよく登場する直角三角形かもしれません。 注意すべきところは、一番長い斜辺の比は「\(\sqrt{3}\)」ではなく「\(\bf{2}\)」だということです。 よく「\(\sqrt{3}\)」の方が大きいと勘違いしてしまう人がいるので、うっかり間違わないようにしましょう。 あとは「\(\bf{30^\circ}\), \(\bf{60^\circ}\), \(\bf{90^\circ}\)」という角度の組み合わせも覚えてください。\(3\) の倍数で連続していて暗記しやすいですね。 直角三角形の合同条件 直角三角形の合同条件は次の \(2\) つです。 直角三角形の合同条件① 斜辺と \(1\) つの鋭角がそれぞれ等しい ② 斜辺と他の \(1\) 辺がそれぞれ等しい どちらの条件にも共通しているのが、「斜辺が等しい」という点です。 直角三角形で斜辺が等しいことさえわかれば、あとはもう \(1\) つの辺か、またはもう \(1\) つの角が等しいことを示せば良いですね。 合わせて読みたい一般的な三角形の合同条件については、以下の記事で説明しています。 ![]()
それぞれの合同条件を詳しく見てみましょう。 ① 斜辺と 1 つの鋭角がそれぞれ等しい\(1\) つの角が \(90^\circ\) であることから、斜辺の長さおよび \(1\) つの鋭角が等しいことが示せれば、残りの \(1\) 角も自ずと定まります。 結果的に、一般的な三角形の合同条件③「\(1\) 組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい」が満たされます。 ② 斜辺と他の 1 辺がそれぞれ等しい 斜辺は角度が \(90^\circ\) の頂点に対応する辺とわかりきっているので、斜辺と他の \(1\) 辺の長さが定まれば、残りの \(1\) 辺の長さも自ずと定まります。 結果的に、一般的な合同条件①「\(3\) 組の辺がそれぞれ等しい」が満たされます。 直角三角形の計算問題 それでは実際に、直角三角形の計算問題に挑戦してみましょう! 計算問題①「角度から斜辺の長さを求める」 計算問題①図の直角三角形 \(\mathrm{ABC}\) の斜辺の長さを求めなさい。
内角がそれぞれ \(30^\circ\), \(60^\circ\), \(90^\circ\) となっているので、代表的な辺の比が利用できますね! 解答
図より、\(\angle \mathrm{BCA} = 90^\circ\) なので、斜辺は \(\mathrm{AB}\) となる。
\(\triangle \mathrm{ABC}\) は \(30^\circ\), \(60^\circ\), \(90^\circ\) の直角三角形なので、 \(\mathrm{AB} : \mathrm{BC} = 2 : 1\) \(\mathrm{AB} = 2\mathrm{BC} = 2 \cdot 2 = 4\) よって、斜辺の長さは \(4\)
答え: \(4\) 計算問題②「辺から斜辺の長さを求める」 計算問題② 図の直角三角形 \(\mathrm{ABC}\) の斜辺の長さを求めなさい。
わかっている \(2\) 辺の比をとってみると、代表的な直角三角形の辺の比になっています。 解答
図より、\(\mathrm{AC} = 8\)、\(\mathrm{BC} = 6\) なので、 \(\begin{align} \mathrm{AC} : \mathrm{BC} &= 8 : 6 \\ &= 4 : 3 \end{align}\)
斜辺 \(\mathrm{AB}\) は \(1\) 番長い辺なので、\(3 : 4 : 5\) の直角三角形になる。
\(\mathrm{BC} : \mathrm{AB} = 3 : 5\) \(3\mathrm{AB} = 5\mathrm{BC}\) \(\mathrm{AB} = \displaystyle \frac{5\mathrm{BC}}{3} = \displaystyle \frac{5 \cdot 6}{3} = 10\) よって、斜辺の長さは \(10\)
答え: \(10\) 直角三角形の証明問題 最後に、直角三角形の証明問題に挑戦してみましょう。 証明問題「合同な直角三角形を見つける」 証明問題図より、合同な直角三角形を見つけ、記号 \(\equiv\) を使って表しなさい。 また、そのときに使った直角三角形の合同条件を答えなさい。
どの三角形も、\(2\) 辺と \(1\) 角、または \(1\) 辺と \(2\) 角の大きさがわかっていますね。 斜辺に注目しながら、直角三角形の合同条件を満たす三角形の組を見つけましょう。 解答
斜辺が \(7 \ \mathrm{cm}\) の三角形は、 \(\triangle \mathrm{ABC}\)、\(\triangle \mathrm{GIH}\)、\(\triangle \mathrm{LJK}\)、\(\triangle \mathrm{QRP}\) である。
そのうち、その他の \(1\) 辺がそれぞれ等しい三角形の組は、 \(\triangle \mathrm{ABC}\) と \(\triangle \mathrm{QRP}\)
\(1\) つの鋭角がそれぞれ等しい三角形の組は、 \(\triangle \mathrm{GIH}\) と \(\triangle \mathrm{LJK}\) である。
答え: \(\triangle \mathrm{ABC} \equiv \triangle \mathrm{QRP}\)斜辺とその他の \(1\) 辺がそれぞれ等しい \(\triangle \mathrm{GIH} \equiv \triangle \mathrm{LJK}\)斜辺と \(1\) つの鋭角がそれぞれ等しい以上で証明問題も終わりです!
直角三角形について理解が深まりましたか? 一般的な三角形の合同条件とあわせて、直角三角形の合同条件もしっかりと覚えておきましょう! 合わせて読みたいなお、直角三角形の書き方については以下の記事で説明しています。 ![]() |
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