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【ラダープログラム】タイマ(T)の使い方と例題

2024-04-27 23:51| 来源: 网络整理| 查看: 265

ラダープログラムのタイマとは、入力条件がONしている時間をPLC内部で加算し、設定値に達すると接点が動作するデバイスです。

三菱電機製のPLCでは”T”と表されています。

この記事では、ラダープログラムで使用するタイマの例題・種類・用途を解説します。

PLCは三菱電機製シーケンサ:FX3G-60MT/ESS、ラダープログラムはソフトウェア:GX Works2を使用します。

目次

1. タイマの例題

タイマを使用する「オンディレイタイマ回路」「オフディレイタイマ回路」というラダープログラムの例題を2つ解説します。

名称が似ているのでごっちゃにならないようにご注意ください。

1-1. 例題① オンディレイタイマ回路

タイマの入力条件をONしてから、設定時間後に出力がONする回路を”オンディレイタイマ回路”といいます。

ディレイ(Delay)とは、遅らせる・伸ばす という意味になります。「出力のONを遅らせるからオンディレイ」と考えると覚えやすいと思います。

オンディレイタイマ回路の仕様

以下の仕様のオンディレイタイマ回路について解説します。

仕様 スイッチ(X0)を5秒間押し続けると、ランプ(Y0)が点灯する。 スイッチを離すことにより、ランプは即座に消灯する。

入力条件のスイッチ(X0)がONしてからランプ(Y0)がONするのに5秒間の遅延があります。

タイムチャート

オンディレイタイマ回路のタイムチャートは以下のようになります。

オンディレイタイマ回路のタイムチャート

入力条件のX0がONしてから5秒後に出力条件Y0がONしています。

GOTの動作イメージ

イメージしやすいように簡単なGOTを作成しました。動作は以下のようになります。

オンディレイタイマ回路のGOT ラダープログラム

オンディレイタイマ回路のラダープログラムは以下のようになります。

オンディレイタイマ回路のラダープログラム

【解説】ラダープログラム内の”T0″がタイマになります。T0にはK50が設定されており、5秒間X0がONし続けると始めてT0はONします。

メモ スイッチを5秒以内に離すと、T0はONしません。 さらに、T0に加算されていた時間もリセットされます。(0になる) 1-2. 例題② オフディレイタイマ回路

タイマの入力条件をOFFしてから、設定時間後に出力がOFFする回路を”オフディレイタイマ回路”といいます。

「出力のOFFを遅らせるからオフディレイ」と考えると覚えやすいと思います。

オフディレイタイマ回路の仕様

以下の仕様のオフディレイタイマ回路について解説します。

仕様 スイッチ(X0)を押すと、ランプ(Y0)が即座に点灯する。 その後、スイッチを離した8秒後にランプは消灯する。

入力条件のスイッチ(X0)がOFFしてからランプ(Y0)がOFFするのに8秒間の遅延があります。

タイムチャート

オフディレイタイマ回路のタイムチャートは以下のようになります。

オフディレイタイマ回路のタイムチャート

入力条件X0がOFFしてから8秒後に出力条件Y0がOFFしています。

GOTの動作イメージ

イメージしやすいように簡単なGOTを作成しました。動作は以下のようになります。

オフディレイタイマ回路のGOT

(GIFで説明するには8秒は長すぎましたね…)

ラダープログラム

オフディレイタイマ回路のラダープログラムは以下のようになります。

オフディレイタイマ回路のラダープログラム

【解説】オンディレイタイマ回路に比べると少し複雑になります。

①スイッチを押すとX0がONしてY0が自己保持をします。X0がONしている間、T0の入力条件にX0のb接点が入っているためT0はカウントを始めません。

②スイッチを離すと、「Y0がON」かつ「X0がOFF」となるのでT0がカウントを始めます。

③カウントを始めてから8秒後、T0のb接点がOFFするのでY0の自己保持はOFFします。

④Y0がOFFするのでランプは消灯します。

メモ スイッチを離して8秒以内に再度スイッチを押すと、T0はOFFします。 すると、Y0の自己保持はOFFしないのでランプは点灯し続けます。

自己保持回路については以下のページで解説しておりますので、宜しければご覧ください。

00_【ラダープログラム回路】自己保持回路のラダープログラム例【三菱FX】【ラダープログラム回路】自己保持回路のラダープログラム例【三菱FX】 2. タイマの種類

一口にタイマと言ってもタイマには色々な種類があり、三菱電機製シーケンサ:FX3Gシリーズでは以下のような種類があります。

タイマの種類は使用するデバイス番号によって変わります。

2-1. 1ms、10ms、100msタイマ

タイマの最少加算時間により、以下のように分類されます。

1ms = T256 ~T319 (64点) 10ms = T200 ~ T245 (46点) 100ms = T0 ~T199 (200点)

上の動作例ではT0を使用したので、100msタイマでした。

注意 タイマの種類を誤ると、タイマをONさせる時間が変わります。 例えば、上の例題①でT200を使用して設定値をK50にすると、 50 × 10ms = 500ms(=0.5秒) となります。 使用するPLCのタイマの仕様をご確認してから使用してください。 2-2. 積算型タイマ

上の例題では、タイマの入力条件がOFFすると、それまで加算されていたタイマの時間がリセットされていました。

入力条件をOFFしても、タイマの時間がリセットされない(0にならない)ものを積算型タイマといいます。

1ms積算型 = T246 ~T249 (4点) 100ms積算型 = T250 ~T255 (6点)

積算型タイマの時間をリセットする場合、RST命令を使用する必要があります。

3. タイマの用途

ラダープログラムでタイマを用いることは非常に多くあります。

ここでは、ほんの一例ですがタイマを用いたラダープログラムを2つ紹介します。

用途① ランプを一定時間毎に点滅させる。(点灯と消灯を繰り返す)

これはフリッカー回路(点滅回路)と呼ばれるものです。

フリッカー回路については以下のページで解説しています。

00_【ノウハウ初級】フリッカー回路(点滅回路)のラダープログラム例【三菱FX】【ノウハウ初級】フリッカー回路(点滅回路)のラダープログラム例【三菱FX】 用途① センサがノイズの影響で小刻みにONしてしまうので、タイマを用いて一定時間センサ入力がONし続けなければセンサONとしないようにする。

ノイズの影響で小刻みにONしてしまう現象をチャタリングと呼びます。チャタリングを防止するにはタイマが効果的です。

チャタリングを防止するラダープログラムについては以下のページで解説しています。

00_チャタリングの原因と防止するラダープログラムチャタリングの原因と防止するラダープログラム 4. おわりに

ラダープログラムのタイマの使い方と例題について解説しました。

まとめ ・タイマはラダープログラム内のディレイ(遅延)に使用する ・オンディレイタイマ回路とオフディレイタイマ回路がある ・PLCによって色々なタイマが存在する

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