【ISFJ（擁護者）の性格まとめ】長所・相性・あるあるなどを解説

「ISFJ（擁護者）ってどんな性格なんだろう？」「自分の長所や相性がいいタイプを知りたい！」と、気になっている方はいませんか？

今回は、思いやり深いサポーター・ISFJ（擁護者）の性格について詳しく解説します。

この記事を読めば、ISFJ（擁護者）の性格や、他のMBTIとの相性、向いている仕事などがまるっと一通り分かります。

個人的な見解を踏まえながら細かく解説しているので、ぜひ目次を使って好きな項目から読んでみてくださいね。

ISFJ（擁護者）は下記の4つの機能を持ち、穏やかでとても親切な性格です。

困っている人を見かけたら反射的に手を差し伸べるタイプで、心優しい日本人気質と言えます。相手とぶつかることが嫌いなため、つい自己犠牲になりがちな傾向があります。

計画的で自己管理能力が高いのも、ISFJの性格のひとつです。退屈なルーティンワークもコツコツと丁寧にこなすことができるでしょう。

また、ちょっとした変化にも敏感なISFJは、空気が読むのが上手です。コミュニケーション能力も高く、部下同士のいざこざに対しても円満に対処できるので、時間をかけて責任者に昇進することも少なくはありません。（ただ、本人はできれば静かに過ごしていたいし、責任が重すぎると感じているようです。）

内心と外面があべこべになりがちな、真面目で愛くるしいお人好しがISFJなのです。

ISFJ（擁護者）の性格の特徴として、まず温厚で優しいということがあげられます。その他にも、忠誠心が強くて真面目だったり、意外と実用的なスキルにおいては不器用な傾向があります。

責任などの問題を一人で背負い込み過ぎるところも特徴のひとつ、と言えるでしょう。

ここからはそんなISFJの性格における特徴を具体的に紹介していきます。

とても優しくて穏やかな性格の持ち主です。誰に対しても優しさで接するため、相手からも優しい気持ちをお返ししてほしいと考えています。

そのため、自分の意見を頭ごなしに却下にされたり、話を聞いてもらえなかったりするとかなり落ち込みます。（もしくは手の付けようがないほど憤慨することもあります。）

サポート役として優秀な才能を発揮するタイプです。人前に出ることは嫌いで、絶対に目立ちたくないと考えています。

あくまで縁の下の力持ちとして、大切な人たちを献身的に支えることが好きなのです。

自己管理能力があり、忍耐力の高い性格です。繰り返しの単純作業も、集中してコツコツと進めることができます。

ストレスや欲求にも耐えることができますが、自分のキャパを超えて我慢してしまうことも少なくありません。

本人はあまり自覚がないようですが、とても誠実で真面目なタイプです。赤の他人に対しても思いやりで接する、根っからのお人好しです。

悩み事を相談した際には、気持ちに共感しながら真摯に聞いてくれるでしょう。

（※ストレスが過剰になると、人が変わったように自己中の塊になります。）

何事にも真面目に努力するものの、なぜか天然でポンコツになってしまいます。本人は一生懸命頑張っているのにヌケてしまうところが可愛いですね。

勤勉で愛嬌があるため、社長などのお偉いさんからお気に入り認定されやすいタイプでもあります。

他人に対してもとても親切で謙虚です。そのため、もっとも日本人らしい気質だと言われています。

実際の割合としては、INFP（仲介者）やENFP（広報運動家）の方が圧倒的に大多数を占めているため、ISFJ自体は多くも少なくもない性格であると言えます。

細かいところまで拘ってしまうため、テキパキと業務をこなすことが苦手です。「仕事ができないヤツだ」「のろま」と、批判されてしまうこともあるでしょう。

ただ、丁寧で堅実な仕事ぶりはとても優秀です。

大雑把で手際がいいタイプがやりがちなケアレスミスや、細かい欠陥・バグ・誤字脱字などの様々なミスに気付くことができます。また、安定的で気配りの行き届いた丁寧な対応も、クライアントにとっては特別なものに感じられます。

ISFJの気遣いや丁寧さに助けられている人は必ずいるので、自分のペースで頑張れば大丈夫です。

ISFJ（擁護者）の長所は、何といっても「思いやり深いところ」でしょう。加えて勤勉なところや、周りとの調和を大切にできるところも長所のひとつです。

ここではISFJの良いところを3つ紹介します。

協調性が高く、相手の気持ちを大切にする平和主義者です。思慮深く落ち着いた性格で、常に温かい心と思いやりで接します。

もしも困っている人を見つけたら、後先考えずに手を差し伸べるでしょう。

決して自己主張することはなく、穏やかで優しい人柄です。

組織において、とても勤勉で時間やルールをしっかりと守ります。並外れた頭脳や奇抜なアイデアを持つわけではありませんが、熱心で分析力があり、安定した仕事ぶりによって高い信頼を得ることができるでしょう。

マイペースにコツコツと、小さな努力を積み重ねることが得意なのです。

小さな変化にも気が付くことから、洞察力に長けています。その場の空気を自然と感じ取ることができるため、気遣いが上手く、協調性やサポート力も抜群です。

戦略的な反面で無神経なタイプ（特にNT型）とは、とても良いバランスが取れるでしょう。

今度はISFJ（擁護者）の短所についても確認していきましょう。ISFJの苦手なことをざっくり言うと、「優柔不断」「ネガティブ思考」などです。

優しすぎるからこそ自分の意見を主張できない、ISFJらしい短所を3つまとめました。

優柔不断でとにかく決断ができません。普段のデートの夕食でさえ、永遠に決めることができないでしょう。

もし重要なかつ迅速な決断を迫られるようなことがあれば、震えて行動できなくなってしまうかもしれません。

人に頼ることが苦手ため、自己犠牲をしがちです。迷惑をかけたくない一心で本音を隠したり、人に合わせたりしてしまいます。

本当はやりたくないことでも「人とぶつかりたくない…」と思ってやってしまうのです。（ただ、残念ながら顔に本音が出てしまいがちです。）

深く考えすぎてネガティブ思考から抜け出せなくなってしまうことも多い性格です。酷いときには「もし○○になったらどうしよう！」「明日で日本は終わる！」などと、最悪な妄想を止められなくなることもしばしば…

自分を変えることが難しい傾向があることから、論理的なアドバイスは不適切です。こうなったときはお気に入りの過ごし方をして、できれば信頼できる人に頼りつつ、心を充電するようにしましょう

ISFJ（擁護者）なら共感できるISFJあるあるを紹介します。

自分の意見をなかなか主張できず、自己評価も低くてネガティブ…忍耐力が強い一方で、一度折れると長期的に病んでしまうメンヘラ体質でもあります。

また、優しすぎるが故に頼み事を断れず、八つ当たりのサンドバックになるケースも少なくはありません。気持ちの切り替えもあまり得意ではなく、イヤな記憶ほど延々と根に持ちます。

こうしたことから、「ISFJは生きづらい」と言われるのでしょう。

嫌なことがあっても我慢してしまいがち…ネガティブなのでストレスを上手く消化することはできず、ひたすらモヤモヤと抱え込んでしまいます。

そのモヤモヤを唯一吐き出せる相手が「信頼している人（家族や恋人など）」なのです。

もしも愚痴や本音を聞かされることが多いなら、それだけあなたを信頼している証拠とも言えます。

真面目で努力家だけど、手際が悪くてどんくさいと言われがち…

でも、落ち込まなくて大丈夫。相手の気持ちに寄り添うことができたり、愚直なほど親切だったり、ちょっぴりおバカで可愛げがあるところが長所のひとつなのです。

奥手で優柔不断さが目立つタイプですが、意外と新しいものに関心を示しやすい一面があります。

あくまで興味を持つだけで、結局有名なブランドやいつものお気に入りを選んでしまいますが…奇抜なアイデアや新商品をかなり面白く感じているようです。

毎日決まったルートを辿り、決まった通りに過ごします。日常の中にたくさんのルーティン（いつものやり方）があるようです。

他のMBTIタイプより、お気に入りのやり方やモノが多いのもあるあるでしょう。

ISFJ（擁護者）は癒し系でモテやすく、長期的な人づきあいも上手いので、安定的な恋愛ができます。さらにマメで家庭的な性格も、将来性があって需要が高いでしょう。

ただし、お人好し過ぎて悪人に騙されがちなところが、ISFJの悲しい恋愛あるあるです。

ここからはISFJの恋愛における傾向を解説します。

献身的に人を支えることを生きがいにしていて、とても尽くすタイプです。世話を焼きすぎて過保護になってしまうこともありがちです。

しかし、人間関係においても優先順位が決められないため、恋人が第一というわけでもありません。案外家族や友達を優先することも多いタイプです。

気配り上手で心優しく、一緒にいるだけで気持ちが穏やかにしてくれる癒し系です。異性からモテる可能性も高いでしょう。

特にサポートが上手で、料理や掃除などの家事が得意な人が多い傾向もあります。そのため、精神的な支えがほしかったり、長く安定的なお付き合いをしたい人から好かれやすいでしょう。

とてもお人好しなので、どれだけ相手に非があっても「今回だけは…」と許しがちです。相手の気持ちを優先するあまり、自分を犠牲にしてしまうのです。

また、同じことが繰り返されたとしても、「今回だけ…」と言って再び我慢するでしょう。そのため相手も甘えてしまい、浮気を繰り返しやすくなってしまいます。

お互いのためにならない関係は、思い切って切り捨てる勇気も必要です。

お人好しで他人優先なので、いつもストレスをため込みがち。頼りたくても素直に頼れません。

心の底では「甘やかされたい」「褒めてほしい」と思っている人も多いはず。

ゆっくりと愚痴に付き合ってくれたり、芯が強くて頼りがいのあるパートナーがいると安心できることでしょう。

人が好過ぎることが裏目に出てしまい、残念ながら悪い男（女）に騙される確率も高いようです。普通なら明らさまに悪意があると感じるような場面でも、なんだかんだで許してしまいます。

思いやりの深さを逆手に取る人間と付き合う必要は一切ありません。時間がかかっても、自分を心から愛してくれる人を探しましょう。

ISFJ（擁護者）と相性のいい性格は下記の4タイプです。

この4タイプとは、精神の深い部分に繋がりを持つことができます。そこで、恋愛や結婚などの人生のパートナーとして付き合う際に最も良い相性となります。

友達として付き合うなら、ISTJ（管理者）や、ESFP（エンターテイナー）もおすすめです。

ISFJ（擁護者）と他の16タイプとの詳しい相性

相性の良さ：

白黒はっきりする２人衝突関係

芯が強くて生まれつきリーダーの資質を持つENTJ。しっかり者で頼りがいがあり、意外と面倒見の良い性格です。

優柔不断でなかなか本音が言えないISFJの強い味方となってくれるでしょう。

その反面で、理性が強いENTJは、感情というものに対しておざなりになりがちです。お互いに苦手な点をカバーし合えるというところでも、良いパートナーになれます。

衝突することが多いものの、とても良い相性です。

ENTJ（指揮官）の詳しい性格解説

相性の良さ：

双子みたいな２人鏡像関係

ESFJはとても温厚で優しい心の持ち主です。相手に対する礼儀を大切にしていて、明るく陽気な人柄で人気があります。

ISFJとも共通する部分が多いことから、本音で語り合うことができるでしょう。何かに悩んでしまったときには、気が済むまで隣で話を聞いてくれるはずです。

心の底から共感し合える、双子みたいな関係です。

ESFJ（領事官）の詳しい性格解説

相性の良さ：

心地よく補い合う２人双対関係

ENTPは天邪鬼で最も口が立つタイプです。何に対しても噛みついてしまうところはありますが、奇抜なアイデアや楽天的な思考が大きな助けになることでしょう。

そして以外にも考え方に通じるものが多いのも、ENTPとの相性の特徴です。時間をかけて深く繋がるほどに、道順は違えど同じ結論にたどり着くことが増えていくでしょう。

また、自分をブラッシュアップすることが好きなため、ISFJから思いやりや洞察力を学ぶことができます。

長くいるほどに相性が深まる、最高の関係です。

ENTP（討論者）の詳しい性格解説

相性の良さ：

何故か励まされる２人活性化関係

INTPはちょっと不思議な空気を持つ研究者です。四六時中、脳内で様々なことについて分析したり、議論している変わり者です。

独創性があって、斬新なアイデアを閃いては一人で試しているマッドサイエンティストでもあります。最初は寄り付きにくさを感じるかもしれませんが、趣味や価値観は案外通じるものがあるでしょう。

恋人としても友達としても良い関係になれる相性です。

INTP（論理学者）の詳しい性格解説

相性の良さ：

ノリが似ている２人同族関係

ストイックで自分にも他人にも厳しいISTJ。とても律儀な努力家で規則に沿って行動することが得意なタイプです。

お互いに努力家で真面目な性格のため、「自分と同じ匂いがする…！」と感じるでしょう。

出会ってからすぐに仲良くなれる、友達としておすすめの相性です。

ISTJ（管理者）の詳しい性格解説

相性の良さ：

２人きりだと良い感じな２人消化関係

ESFPはドキドキすることが大好きで、ノリの良い性格です。大勢の前でパフォーマンスをして周りを楽しい空気に巻き込むアーティストでもあります。

お互いに感受性が豊かで共感力があるため、一緒にいると元気をもらえるでしょう。

共感し合えることも多く、友達として2人きりで深く語り合うときには最高の相手になってくれます。

ESFP（エンターテイナー）の詳しい性格解説

ISFJ（擁護者）の適職は、実直にコツコツとキャリアを積み上げることができる仕事です。細部への正確さが求められたり、ルーティン通りにこなせる単純作業に適しています。

また、コミュニケーションを通じて相手の心に寄り添ったり、感謝される機会が多い仕事がベストです。

実力主義で血の気の多い職場を避けることも、ISFJにとって重要なポイントとなるでしょう。

人を育てること（特に子供～小学生ぐらい）や、思いやりを求められる仕事に適性が高い傾向があります。優しい気持ちでマイペースに働ける職業を選ぶことで、自分らしく安定して働くことができるでしょう。

下記がISFJに向いてる仕事の一例です。

ISFJはまさに縁の下の力持ち的な存在です。目立った功績を残すことは少なくても、相手から感謝されるたびに「この仕事をやっててよかったな…」と心の底から感じられるでしょう。

比較的ハードルの低い仕事が多いため、やってみたいと感じるものがあれば思い切って挑戦してみるのも手です。

環境や人がコロコロと変わる職場が非常に苦手です。また、ノルマや競争が厳しかったり、トライ＆エラーを繰りかえすようなweb系の仕事には向いていません。

下記がISFJに不向きな仕事の一例です。

一人の時間も必要とするマイペースなISFJにとって、大人数と関わるような仕事は気疲れしてしまいます。あくまで毎日をルーティン通りに過ごせる、安心感のある職場を選ぶことが大切です。

それから、自分の気持ちをぞんざいに扱われるような、弱肉強食で殺伐とした職場は避けるのが無難です。

もし今の職場に対して虚しさを感じていたり、心身ともに疲れるだけで得るものがないなら、無理せず一度転職してみることをおすすめします。

この記事では、ISFJ（擁護者）の基本的な性格、恋愛傾向、相性、あるある、適職をまとめて紹介しました。

ISFJの性格をざっくりまとめると…

「もっと深く知りたい！」と思ったら、気になる項目を選んで詳細をチェックしてみてくださいね。

ISFJはとても勤勉で心優しい性格です。俳優であり脚本家のヴィン・ディーゼルや、シンガーソングライターのビヨンセもISFJだと言われています。

もし欠点をあげるとすれば、ネガティブで自信が足りないところでしょう。

深い思いやりを持つことはもちろん素敵なことです。しかし、時には誰かとぶつかることを覚悟して自分の意見を主張したり、革命のために行動を起こす勇気も必要です。

前向きで芯が強く、ISFJの優しさを必要としてくれるパートナーを見つけることができれば、今よりずっと充実した人生を送ることができるでしょう。