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日本語の「大丈夫」という表現には複数のニュアンスがあります。文脈に応じて適切な英語表現を選べるようになりましょう。 たとえば fine や all right などは「大丈夫」の意味で使える便利な表現です。でも状況によって伝わるニュアンスが違ってくることもあるので、ある程度の心得は必要です。 目次 1 fine で表現する「大丈夫」1.1 ~ will be fine1.2 That’s fine.1.3 I’m fine.2 all right で表現する「大丈夫」2.1 ~ will be all right2.2 (人) be all right3 OK で表現する「大丈夫」3.1 It’s OK. (謝罪に対して)3.2 It’s OK. (落ち着かせるため)4 否定形 + worry で表現する「大丈夫」4.1 Don’t worry.4.2 No worries.4.3 nothing to worry about fine で表現する「大丈夫」fine には「見事な」「晴れた」「元気な」「洗練された」「申し分ない」など多くの意味合いがあります。大丈夫、と言いたい場面で多用される英単語です。 ~ will be fine「きっと大丈夫です」と相手を励ますようなときは、~ will be fine という表現が使えます。 特に相手が、自身がこれからすることやこれから起こることについて不安がっているような場合は、You’ll be fine. と言ってあげると「あなたなら大丈夫」「きっとうまくできるよ」というような励ましの言葉になります。 また、取り巻く環境や全体的な状況について案じている場合は It’ll be fine. と言うと、漠然とした不安を取り除いてあげるような言葉になります。 この場合の will be は going to be と置き換えも可能です。 A: I’m so worried about the exam. 試験のことが心配だよ B: It’s gonna be fine. 大丈夫だよきっと That’s fine.依頼を了承するときや話し合いに合意するときなどに「それで大丈夫ですよ」と言うには、 That’s fine. といった言い方ができます。 しかしこの表現は、言い方を誤ると渋々承諾したような印象を持たれることが多いので、注意が必要です。 That is totally fine. などと補足すると、心から納得していることが誤解なく伝えられるでしょう。 I’m fine.人からの心配に対して「私は大丈夫です」と言うときや、勧めを断るのに「結構です」と言うときなどは I’m fine. という表現が使われます。 I’m fine. と言えば How are you? の返事というイメージが強いですが、実際にはAre you all right? 「大丈夫?」といった質問に対しての方が出番の多いフレーズです。 また何かを勧められたが断る、という場面でも I’m fine. は使えます。No, thank you. のように、相手の気づかいに感謝しつつも断る意志を表現するのに適した言い方です。また No, thank you. と合わせて使うとより丁寧な印象になります。 A:Would you like another glass of wine? ワインをもう一杯いかが? B:Oh, I’m fine. Thank you though. 大丈夫です、ありがとうall right とは不調や不足がない状況、しかし素晴らしいというわけでもない、普通に大丈夫な状態を表すフレーズです。 all right と表記がよく似た表現として alrightもほぼ同じ意味で使われることがありますが、正式な表記ではないので 使いどころに注意しましょう。 ~ will be all rightall right も fine とほぼ同様の使い方ができます。未来形の文章にすることで、相手を励ますための「大丈夫」を表します。 You’ll be all right. 君なら大丈夫だ Everything’s gonna be all right. 何もかもきっとうまくいくよ (人) be all right(人) be all right という表現で、その人の心身の具合が「大丈夫」であることを意味します。 しかしこれは主に体調が悪そうな疑いがある人を対象に用いられる表現です。元気そうな人に Are you all right? などと聞いてしまうと、なんのこと?と言われかねません。 I wonder if he’s all right. 彼、大丈夫かしら A: Are you feeling better? 体調は治ってきた? B: Yes, I’m all right now! うん、もう大丈夫! OK で表現する「大丈夫」日本語にも浸透している OK は、「良い」ことを幅広く表す便利な言葉です。 しかし状況によってはカジュアルすぎる印象を持たれてしまう表現でもあるので、気を付けて使いましょう。 It’s OK. (謝罪に対して)「ごめん!」に対する「大丈夫!」のように、軽く謝られて軽く返事するような場面では It’s OK. が使われます。 ただ、カジュアルでそっけない印象を少なからず持つ表現ではあります。That’s OK. と言うと少しばかり丁寧な印象に変えることができます。 いずれにせよ、相手が真剣に謝ってきている場合などに OK という単語は軽率すぎるので、返答に用いるのは避けましょう。 It’s OK. (落ち着かせるため)泣いている人や気が動転している人をなだめて落ち着かせるような場面にも、 It’s OK. が適しています。日本語で「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせるようなニュアンスと共通していると言えます。 A: I’ve done something terrible. My life is over. 大変なことをしちゃった、人生終わりだ B: It’s OK. Just calm down. 大丈夫だから、とりあえず落ち着いて 否定形 + worry で表現する「大丈夫」「心配ない」という言葉も人を大いに元気づける言葉です。worry を否定形とともに用いることで、「大丈夫」を表現する方法もあります。 また It’ll be fine. や You’ll be alright. などと併せて用いることで、励ましの言葉により説得力を出せます。 Don’t worry.Don’t worry. で「大丈夫、心配しないで」という思いが表現できます。 Don’t worry about it. やDon’t worry too much. のように補足したり、Don’t you worry. と強調したりして言う場合もあります。 A: How’s your injury? 怪我の具合はどう? B: Don’t worry. It’s nothing! 大丈夫、こんなのなんでもないから! No worries.No worries. は、オーストラリアでは特に No problems. と同じような意味で頻繁に用いられる表現です。 Thank you. や I’m sorry. への返事として使われているようです。 ただし親しい間柄でのみ使ったほうが良いということと、アメリカではそこまで浸透していない表現であるということに注意が必要です。 A: Oops, sorry. おっと、ごめん B: No worries. 大丈夫よん nothing to worry about「心配ない、大丈夫」という趣旨を丁寧に伝えるためには、There’s nothing to worry about. といった表現ができます。直訳すれば、「心配すべきことは何もない」という意味です。 相手の不安を完全に取り除き、大丈夫だと信じてほしいようなときには、丁寧な文章で言葉を尽くして語りかけましょう。 Everything’s going to be fine. There’s nothing to worry about. Understand? 大丈夫、全てがうまくいくよ、なんにも心配することはない、わかった? この記事に関連したほかの記事![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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