Solved: Witnessの役割について

vSAN Witness (監視) コンポーネントは vSAN クラスタを構成している ESXi ホストの通信断による分断が発生した際に、どちら側のホストのデータを "有効" とするか判断するためのタイブレーカーの役割をするコンポーネントです。

その為、3Tier 構成では利用されず、vSAN 環境でのみ作られるものとなります。

Witness は 3Node 以上の通常の vSAN 構成では、Mirror のポリシーを VM に適用した場合は、FTT レベルに応じて自動的にデータとは別のホストに配置されます。RAID5/6 などのイレージャーコーディングの場合は作成されません。

vSAN Witness Appliance は 2Node vSAN や vSAN Stretched Cluster の様にデータが2か所に配置される構成において、どちらかのホスト・サイトに通信障害・機器障害があった際にタイブレーカーの役割を果たす必要があるので、vSAN クラスタの "外" に配置する仮想アプライアンスです。※ 2Node vSAN や vSAN Stretched Cluster では対象クラスタを管理する vCSA はそのクラスタ上に配置できないので、vCSA を配置している管理クラスタに置く事が多いようです。

通常の 3Node 以上で1つのクラスタを構成する場合には Witness Appliance は不要です。

ストレッチ クラスタの概要https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/7.0/com.vmware.vsphere.vsan-planning.doc/GUID-1BDC7194-67A...

2 ノード構成の vSAN クラスタhttps://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/7.0/com.vmware.vsphere.vsan-planning.doc/GUID-AB546FEB-034...

2Node Cluster Guidehttps://core.vmware.com/resource/vsan-2-node-cluster-guide

※ 添付のイメージはデータの配置を簡略化させて表現しています。

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