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2015年11月04日 12時01分
ハードウェア
「Surface Book」は分解・修理が最も困難なレベルであると判明
![]() Microsoft初のノートPC「Surface Book」の日本での発売は2016年初頭となっているのですが、アメリカでは2015年10月26日に販売されました。そんなSurface Bookを、PCやスマートフォンなどさまざま端末を分解することで端末内部の構成や修理情報を公開してくれる「iFixit」がさっそくバラバラに分解しています。 Microsoft Surface Book Teardown - iFixit https://www.ifixit.com/Teardown/Microsoft+Surface+Book+Teardown/51972 これがMicrosoft初のノートPCである「Surface Book」。 ![]() 側面からみると完全に閉じた状態でもヒンジ周りにちょっとした空間ができることが分かります。右側面にはイヤホンジャックとMini DisplayPort。 ![]() 左側面にはUSB 3.0ポート×2とSDカードスロット。 ![]() 専用のキーを押して2、3秒待てばディスプレイとキーボードを分離可能で、この取り外しは非常にスムーズ。ただし、ベースのキーボード部分にもバッテリーが内蔵されているので、ディスプレイを分離させるとバッテリーが減少します。 ![]() こんな具合にディスプレイを外向きにキーボードにくっつけることも可能。 ![]() ディスプレイとキーボードの接続部分はこんな感じ。 ![]()
![]() ディスプレイ上部のインカメラなどはSurface Pro 4のものとそっくり。インカメラは5メガピクセルで、赤外線カメラと照度センサーが並んでいます。 ![]() リアカメラは8メガピクセル。 ![]() 外観をさらっとおさらいしたところでここから分解スタート。まずはキーボード部分を取り外してディスプレイ部分のみを分解していく模様。iOpenerを使ってディスプレイ下部を熱して…… ![]() パカリ。ディスプレイのカバーガラスの厚さは0.4mmで、Surface Pro 4のものと同じ厚さだそうです。 ![]() ディスプレイとマザーボードをつなぐ2本のケーブルを取り外せば…… ![]() ディスプレイと筐体を分離できます。 ![]() 分離したディスプレイ側がコレ。下部にはいくつかのチップ。 ![]() 赤枠部分に「N-trig DS-D5000 A0」、オレンジ枠部分に「N-trig DS-A5048 B2」、黄枠部分に「Novatek NT71394MBG 1520-ED KLNAH」、緑枠部分にMacronixのフラッシュメモリー「(PDFファイル)MX25U4033E」。 ![]() 筐体部分の薄い黒色のシートをペラリとめくると、その下にマザーボードがあることが分かります。ただし、マザーボードは通常とは裏表逆向きに設置されています。 ![]() シートをはがすとこう。驚くべきことに、テトリスのブロックのように不思議な形をしたマザーボードが筐体の50%以上を覆っています。 ![]() 上部のカバーは簡単に外すことが可能で…… ![]() 端っこにリアカメラがポツリ。 ![]() インカメラは巨大なマザーボードの一部にくっついており、赤枠部分に照度センサー、オレンジ枠部分に赤外線エミッター、黄枠部分にインカメラ、緑枠部分に赤外線カメラ、水色枠部分にLED、青枠部分にマイクがあります。 ![]() インカメラと赤外線カメラはマザーボードと筐体部分に接着剤で固定されている模様。 ![]() 続いて、マザーボードを筐体から取り外すために、大量のコネクターを外していきます。コネクターは接続部分がテープで覆われていることもあるようです。 ![]() これはイヤホンジャック。長いケーブルでマザーボードの下にあるどこかとつながっています。 ![]() スピーカーとの接続ケーブルを外せば…… ![]() ついにマザーボードを筐体から取り外すことができるようになります。iFixitはマザーボードを取り外す作業を「悪夢」と表現しています。 ![]() 先ほどのイヤホンジャックのように、マザーボードの裏側とつながったままになっていたケーブル類を取り外しまくると…… ![]() こんな感じ。 ![]() これはマザーボードとくっついたままになっていた0.5アンペアのファン。 ![]() マザーボードに載せられていたヒートシンクも外します。 ![]() これがSurface Bookの冷却システム。大きな銅板製。 ![]() これでようやくインカメラと赤外線カメラをマザーボードから分離できます。 ![]() 左がインカメラで右が赤外線カメラ。赤外線カメラはWindows Helloなどの認証に使用されるものです。 ![]()
![]() マザーボードから突き出た部分にあるのが…… ![]() Samsung製のSSD(128GB)である「PM951」。これはSurface Pro 4のものと非常に似ていますが、Surface Bookのものはマザーボードにテープで固定されているそうです。 ![]() 赤枠部分にPCIe 3.0×4のNVMeフラッシュコントローラーである「S4LN058A01」、オレンジ枠部分に64GBのNANDフラッシュ「K9CHGY8S5C」、黄枠部分に4Gb(512MB)DRAM「K4E4E324EE」、緑枠部分に「TPS22966」 ![]() これでようやくマザーボードが丸裸に。赤枠部分にIntel Core i5-6300U Processor(3Mキャッシュ、最大3.0GHz)、オレンジ枠部分に16 Gb LPDDR3 1867MHz SDRAM「(PDFファイル)K4E6E304EE-EGCF」(4枚で8GB)、黄枠部分にMarvell AvastarのWi-Fi/Bluetooth用のチップセット「W8897」、緑枠部分にはFreescale製のKinetisマイクロコントローラ(Cortex-M0+プロセッサベース)「(PDFファイル)MKL17Z256VFM4」、水色枠部分にRealtek製のオーディオコーデック「ALC3269」、青枠部分にInfineon Technologies製のTrusted Platform Module(TPM)「SLB 9665 TT2.0」、紫枠部分に「ISL95857」 ![]() さらに、赤枠部分に「ITE IT8528VG」、オレンジ枠部分にシリアルフラッシュメモリー「(PDFファイル)W25X40CL」、黄枠部分にMacronixのCMOSシリアルフラッシュメモリー「MX25L4006E」、緑枠部分に128Mbシリアルフラッシュメモリー「W25Q128FV」 ![]() マザーボードの裏面はこんな感じ ![]() さらに、マザーボードの下にバッテリーがあります。これも筐体と接着剤で固定されているようです。 ![]() ディスプレイ側に積まれているバッテリーは18.0Wh、7.5V、2387mAh。なお、Surface Pro 4のバッテリーは38.2Whとなっています。 ![]()
![]() これはディスプレイとキーボードを接続するためのマッスルワイヤーロック。 ![]() 分解するとこんな感じ。 ![]()
![]() 左右に残ったスピーカーを取り外せば…… ![]() Surface Bookのディスプレイの分解が完了。 ![]() 続いてキーボード部分の分解。 ![]() 裏面をiOpenerで熱して…… ![]() まずはキーボードの裏面にある滑り止めラバーをペリペリ。ここにもネジなど一切ありません。 ![]() 続いて薄めの板を差し込み…… ![]() パカリ。 ![]() キーボードの裏面部分にはバッテリーがぎっしり敷き詰められています。なお、バッテリーは51Wh、7.5V、6800mAhとディスプレイ側とはまるで異なる仕様。 ![]() これはSDカードスロット。 ![]() その下にボードがあり…… ![]() 赤枠部分にFreescaleの「SC66 7334DC12」、オレンジ枠部分にRealtekのSDカードリーダーコントローラー「RTS5314」、黄枠部分にシリアルフラッシュメモリー「25X40CLIG」、緑枠部分にGenesys LogicのUSB 3.1ハブコントローラー「GL3520」 ![]() これはキーボード部分に搭載されているGPU。 ![]() AppleのMacに内蔵されているヒートシンクとうり二つのヒートシンクを取り外し…… ![]() ファンも取り外します。 ![]() というわけでようやく姿を表したこれがキーボード部分に搭載されたGeForce GPU。カスタム製のものが搭載されていますが、GeForce 940Mと同等のものとのこと。赤枠部分にNvidiaのカスタムGeForce GPUである「N16S-LG」、オレンジ枠部分にSamsungの512MB GDDR5 Graphics RAM「K4G41325FC」、黄枠部分にParadeの「PS8330B」、緑枠部分にPericomの「PI3PCIE」、水色枠部分にNXPの「CBTL06GP213EE」、青枠部分にFreescaleの「(PDFファイル)KL17」 ![]() ボードの裏面はこう。 ![]() これはトラックパッド。 ![]() さらに、ヒンジを取り外すためにトルクスドライバーでネジを外し…… ![]() ヒンジとキーボードをつないでいたケーブルも外すと…… ![]() ようやくヒンジをキーボードから分離完了。 ![]() キーボードベースをバラバラに分解するとこんな感じ。これで分解作業はすべて終了。 ![]() そんなわけでiFixitが認定した修理難度は、10段階のうち最高難度の「1」。iFixitはSurface Bookの修理しづらさについて、「SSDへのアクセスが悪い点」「バッテリーはディスプレイに接着剤でしっかりとくっつけられている点」「ガラスパネルと液晶ディスプレイが一緒になっており、分解したり交換したりが困難な点」「プロセッサーとRAMはマザーボードに接合されている点」「多くのコンポーネントが接着剤でしっかりと固定されている点」などを挙げています。 なお、ムービー版の分解レポートも公開されています。 Microsoft Surface Book Teardown Review! - YouTube この記事のタイトルとURLをコピーする・関連記事 日本での発売も決定した「Surface Book&Surface Pro 4」がどんな端末か分かるムービー&ベンチマーク結果が登場 - GIGAZINE Microsoft初のノートPC「Surface Book」のデザインと設計はこうやって開発された - GIGAZINE Windows10搭載「Surface Book」「Surface Pro 4」のスペックを対抗製品のiPad ProやMacBook Pro、旧Surface端末と比較 - GIGAZINE Surface Bookは「MacBook Proより2倍高速」なWindows 10搭載ノート端末 - GIGAZINE 高評価続出のMicrosoftの「Surface Book」に画面がちらつく不具合が発生 - GIGAZINE ・関連コンテンツ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2015年11月04日 12時01分00秒 in ハードウェア, Posted by logu_ii You can read the machine translated English article here. |
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