男性も使ってみよう「手首皮膚温」

Apple Watch Series 8／Ultraには温度センサーが搭載され、睡眠中に「手首皮膚温」が計測されるようになりました。「周期記録」との連携が注目されがちですが、女性しか使えないわけではありません。生活習慣による体調変化の指標として、男女問わず活用することができます。 ○「手首皮膚温」を計測する方法 手首皮膚温は、睡眠中に自動的に計測されます。最初に下記の設定を行えば、あとは毎晩Apple Watchを装着して寝るだけで自動的に計測されます。 これで準備完了です。あとは、Apple Watchを装着して「睡眠スケジュール」に設定した時刻に就寝・起床すればOK。 最初に5日間、毎晩4時間以上この状態で睡眠をとることで、手首皮膚温の基準値（ベースライン）が計測されます。以降は、次の手順で手首皮膚温の計測結果を確認できます。 ○「手首皮膚温」の記録を見る方法 Apple Watchで計測された「手首皮膚温」は、iPhoneの「ヘルスケア」アプリに保存されます。記録は下記の手順で見ることができます。 ○「手首皮膚温」が何に役立つか 「手首皮膚温」の計測値は、「ヘルスケア」のその他の機能との連携で活用されています。 「ヘルスケア」の「睡眠」では、心拍数、呼吸数と共に手首皮膚温の計測値が表示されます。これらは運動量や食事・飲酒、またストレスや疲労の度合いといった日中の生活から影響を受けている可能性があります。よく眠れた日、逆に寝つきが悪かった日とこれらの値との関連が見える化されることで、生活習慣の改善に役立ちます。 女性であれば「周期記録」機能との連携で「排卵日の推定」や月経予測に役立てられます。「周期記録」機能を使っていれば、通常通り手首皮膚温の計測を続けているだけでOKです。 この他、「ヘルスケア」でさまざまな情報が収集されるに連れて、健康と手首皮膚温の関係について新たにわかってくることがあるかもしれません。差し支えがないようなら計測しておくのがおすすめです。