沖縄・台湾侵攻2025　Easy Mode

2025年4月3日　07：15　沖縄

沖縄本島へ向かう攻撃隊にはH6爆撃機50機が加わっていた。

北斗によるGPS誘導が当てにならないことが分かっていたため、巡航ミサイルを慣性誘導に切り替えて、なるべく沖縄に接近することになっていた。

内陸から発進した彼等の護衛には、途中でJ20、J11が上海付近で加わることになっていたが、ダークイーグルとトマホークによる攻撃の混乱に巻き込まれた。作戦は中止されることなく、J11のみ2個中隊8機の護衛で進撃した。

H6編隊は沖縄本島から500キロの距離で200発の巡航ミサイルを発射すると、ただちに退避を開始した。

この攻撃は、那覇と嘉手納の復旧妨害と、シェルター、燃料タンク、弾薬庫の破壊を狙うと共に、沖縄の対空ミサイルの迎撃を誘って、J16のSEAD任務を助けることを目的としていた。

初日は巡航ミサイルの後についていくようにJ20が進撃したが、今日はJ16とJ11が進撃することになっていた。

沖縄本島上空には日米のEWACSとE2Dが滞空していた。その護衛は岩国から空中給油を受けながら飛来したF22とF35が行っている。

F35は三沢から岩国に移動してきた第３５戦闘航空団だった。彼等はもともとF16の部隊だったが、ここ2年で機種変更していたのだった。

斉州島上空のE3からの情報を受け、嘉手納を緊急発進したF22装備の第525戦闘飛行隊は、さらに沖縄上空のE3の情報を受け取ると、昨日同様に敵攻撃隊の背後に回り込んだ。

中国側は、嘉手納の滑走路は未だ使用不能という前提で行動していたが、昨日の戦訓から攻撃隊のJ16の後方100キロにJ11を４機配置していた。

その陣形を米側は把握していた。後方のJ11は、嘉手納の滑走路を破壊されて、いないはずのF22の奇襲に全く対応できず、10キロ後方からのAIM120とAIM9Xの攻撃で全滅した。

だが、この犠牲で攻撃隊は後方の脅威に気付くことが出来た。

護衛のJ11は、攻撃隊のJ16、J11混成編隊の左右に４機ずつ、正面に８機がついていた。護衛の飛行隊長は、左右の8機に反転して反撃を命じる。

混成編隊と正面のJ11は加速して沖縄を目指した。

反転した８機は、F22と正対した途端にロックオンされ４機が撃墜されたものの、距離が詰まったことでIRSTによるF22の捕捉に成功した。

残存する４機は格闘戦を挑んだものの、格闘戦能力も、戦況認識能力もF22が上回る上、先制されて中隊長が撃墜されて混乱したこともあり、さらに２機が撃墜された段階で残り２機は逃走に移った。

格闘戦に入ったF22は４機だけで、残る８機はJ16を捕捉して攻撃を開始した。

ロックオンされた混成編隊は回避に入り、J11は正面の防御をあきらめて後方のF22に対する反撃を開始する。

混成編隊のうちロックオンされていない機体は、巡航ミサイルの迎撃に入った、沖縄の対空ミサイルのレーダーや、移動式警戒レーダーに対する攻撃を開始した。

だが、彼らをSEAD任務部隊と判断した防空部隊は、一部のPAC２を巡航ミサイルではなく、混成編隊の迎撃に向けた。

中国の対レーダーミサイルKｈ-31Pは射程が110キロだったから、150キロのPAC2に先制されてしまう形になった。

2025年4月3日　07：18　沖縄

一部のミサイルを巡航ミサイル迎撃から外したにもかかわらず、沖縄に配置された対空ミサイルの数は大量だった。

200発の巡航ミサイルにたいして、400発以上のPAC２が発射され、その大半を撃墜すると、残存した巡航ミサイルは03式が撃破した。さらに11式や航空自衛隊の基地防空ミサイルも控えていたが、出番は無かったほどだった。

Kｈ-31Pは4機のJ16Dから８発が発射されたが、超音速ではあるものの、大型のKｈ-31Pは、やはり03式、11式に探知および迎撃され、全弾迎撃されてしまった。だが、攻撃隊は発射の事実をもって、目標のレーダー撃破をほぼ確実と判断していた。

J16Dは昨日の大損害を踏まえて、早めに退避に移ったため、1機が撃墜されたのみだった。